令和5年4月5月に生まれた子牛たち


初夏というより梅雨といった陽気で、むしむしする季節になってきました。

少し遡って今年の春先、ずいぶんあたたかく、3月中に桜が開花してしまうくらい気温が高い日々でしたね。

あたたかいと草が伸びるのも早くて、牛飼いとしてはうれしいような、大変なような・・・


でも誕生する子牛にとっては、過ごしやすい気候は大歓迎です。

4月5月に生まれたのは、めす2頭。出生以来、今日まで病気なく元気に過ごしています。


『おまめ』

毛色がずいぶんを薄いですが、この子も黒毛和種です。しっぱの先が少し黒いですね。

4月16日に生まれた『おまめ』

初産のお母さんで、予定より12日も早い出生。

生まれはかなり小柄で心配でしたが、こちらの心配をよそに、スクスク元気に育ってくれています。


『えびこ』

5月12日生まれの『えびこ』

母子とも元気そうに過ごしてる写真ですが、じつは難産でした。

牛のお産は通常、前足と頭から出てくるのが普通なのですが、子牛の体位が通常と違う以下のような姿勢のままお産がはじまってしまいました。

この体位では出てこられないので、獣医さんにお越しいただき、お母さんの体の中で後ろ足を伸ばした体制に整復して、後ろ足にロープをかけて牽引しての分娩。

牽引はお母さん牛にも子牛にも負担がかかるうえ、子牛が頭から出てくる通常の体制よりも早くにへその緒が切れてしまうので、羊水でおぼれて窒息しないよう気を付ける必要があります。

いろいろな困難がありましたが、獣医さんの適切な処置と、母子の体力に助けれられて無事に分娩。

出生後、すぐに立ち上がって元気な様子をみせてくれました。

失位の名前がそのまま呼び名になってしまいましたが、それはそれで可愛いと思っています♪


このままスクスク大きくなってね。

世界へようそこ!



近藤しろさと牧場

未経験から黒毛和牛の繁殖農家になりました

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